日付が空きましたが前回の続きです。相変わらず初夏の景色の中でペットボトルのお茶をガブガブ飲みながら撮影しています。
前回の上総鶴舞駅でトロッコ列車を撮影した後、折り返してくる列車を飯給駅で待ち構えました。飯給駅、何故か久しぶりな駅です。並行する県道から少し奥まったところにあるからでしょうか。何故か足が遠くなる駅です。やってきたトロッコ列車を駅近のカフェ「うさぎ屋」さんへ通じる道の入口辺りで望遠気味にパチリ。背景の山を画角一杯に取り込んで緑の中を走る列車的な感じにしてみました。
一旦お昼休憩を挟んで、やってきたのは我らが里見駅。ご挨拶ののち、下り列車がやってきたところで、駅員さんの背中越しに1枚。地方私鉄の山の中の有人駅。関西のお友達も言っていました。懐が深いねぇ。と。合理化の波が押し寄せる昨今、考えてみれば残っていること自体が奇跡なのかもしれませんね。
続けてタブレット(スタフ)交換。奇跡的な風景の連続です。駅員さんと運転士さんがお互いに確認し合いながら安全を守っています。こんな風景が、長く続くことを祈っています。そしてこの風景が家からほんの十数分で見ることが出来ることに感謝です。
もう一枚。これも過去帳入りしてしまいそうなギミックの一つですかね。冷房の使えない車両にはありがたい設備です。客室向けに屋根上にも同様のギミックがありますが、此方は機能を殺してあるようで、使えないんだそうです。以前、いろいろなローカル線に乗り歩いていた頃、車掌さんが天上のレバーを操作した瞬間に爽やかな空気が室内に流れ込んできたことが今でも思い出されます。
里見駅ついでにもう一枚。丁度フジが満開だったので。上り列車がやってきたところで2列車を同時に収めてみました。もう少し遅い時間に撮ればフジにも光が当たって綺麗だったのかなぁなんて撮った後に後悔。(一般の方の立ち入りが規制されているエリアでの撮影です)
だいぶ陽が傾いてきました。列車の側面がギラリと輝く頃合いです。ということで上総鶴舞駅付近へ。毎年この時期のこの時間になると綺麗な黄金色の穂を見せてくれるこの植物は何て言うのでしたっけ。そして毎年アングルに困りつつ、列車がやってきて慌ててシャッターを押し込んでいます。どう言う絵にすれば自分のイメージと一致させられるのか、悩む日々が続きます。
そしてどんどん陽が傾き、どんどん景色が黄金色に染まっていきます。里見駅で交換してきた上り列車が上総鶴舞駅を発車したところでデイジー越しにパチリ。白と黄色が鮮やかなこの花も優しいオレンジの光で柔らかい雰囲気に映りました。ところどころに紫色の詰草ですかね。良いアクセントになっている気がします。肝心の列車がオレンジで沈んでしまっていますが、まぁヨシ。
と言うことでこの日はもう少し続きがありますが、それはまた次回の講釈で。