去年の在庫が漸く尽きて2月の終盤ですがやっと今年の写真を貼り付けられるようになりました。この日は天気予報で朝の気温がマイナス6℃となっていたので頑張って早起きして沿線にお邪魔することにしましたよ。この時期の早起きは寿命が縮まるんじゃないかと思うほど体に堪えます。帰ってきたら暖かい部屋でぬくぬくするんだと心に決めて玄関を後にしました。
まずは一発目をどこで撮ろうか、色々迷って上総鶴舞駅の側の踏切で列車を待つことにしました。空が墨から藍、藍から茜に変わる頃、小さくタイフォンを鳴らして目の前を通り過ぎたところで1枚。車の屋根が真っ白に霜が降りているのがわかります。多分牛久を出た頃は今よりもっと寒かったのでしょうね。そういえば以前、運転士さんが上総牛久駅の宿舎の水道が凍ってしまって顔も洗えずに出てきたなんてお話をしていたのを思い出しました。
続いて寒い日の朝の定番スポット、雷電踏切の側にある銀杏畑へ。ここの銀杏は毎年この時期は真っ白になるのでお気に入りの場所です。この頃は毎日翌朝の天気予報を確認して気温が低そうだと頑張って家を出てみるのですが、樹木が真っ白になる要因は気温の低さよりも湿度が関係している気がします。この日は白くなっていましたが、同じ氷点下な別の日はそれほど白くはなりませんでした。なかなか自然を相手にするのは難しいですね。
先ほどの列車の先頭が最近塗装が綺麗になった208だったので、これを追いかけてみました。行き着いた先は上総大久保駅付近。ここもやっぱり周りの樹木が綺麗に凍りついていたので、適当な場所を見つけてスタンバイ。踏切を越えたところで一枚。手前の落葉樹だけでなく奥の常緑樹や民家のお庭の植栽(松でしょうか)も少し霜が降りて白くなっていますね。画面の上の方の木には太陽の陽射しが入りはじめました。この風景が見られるのは後1時間もない感じです。ほんのひと時の表情をこうやって切り取って遊べるなら寿命が縮んでもいいやって思っちゃいますね。
最後に先ほどの列車が上総中野から折り返してきたところを同じく上総大久保駅の側の堀割りで1枚。山の山頂付近だけが当たっていた陽射しは谷の中にも降り注ぐようになり、白く凍ったの樹木の枝が綺麗に光りだしました。奥の山の木々に遮られた陽射しが幾重もの筋を形づくり幻想的な風景の中、勢い良く排煙を上げて気動車が走り抜けて行きました。ところでよく見ると先ほどは2両編成だったのに、帰ってきた列車は1両ですね。ということはどこかでもう1両は置いてきてしまったのでしょうか。写真を整理した際の日時の間違いですかね。う〜ん、不思議です。
ということで今年最初の1日はおしまい。お疲れ様でした。