2022-12-25_冬の始まりを撮る

前回、秋の残り香を感じる旅をしてみましたが、秋はもう満足したので、冬の絵を見に行きたいと思います。場所は前回の続きで石神地区。地面には先日蒔いた菜の花が芽を出して緑の絨毯を作っていました。この後、朝晩の冷え込みで一旦リセットされてしまうのですが、春には綺麗な黄色い絨毯が出来上がることを期待したいですね。

ということで、前回の続きで、またもやあっちふらふらこっちふらふらで撮影ポイントを探します。上でも書きましたが菜の花が芽吹いて綺麗な絨毯が出来上がっていたのと高く気持ち良い青空が広がっていたので、そのふたつをいっぺんに堪能したいので、太陽と対峙するここら辺に決めてカメラを構えてみます。逆光なのでどうしても列車が影で潰れてしまいますが、そこは魔法のアプリでスライダーを目一杯移動させて誤魔化す。列車の窓から反対側の光が漏れてきているのが個人的なポイントになりました。

菜の花の絨毯と青く高い冬の空
NIKON Z 6_2 | 1/1600sec | f5.6 | iso100 | 15mm | 2022.12.25 | 石神

この後は一旦お家に帰ってまったりしつつ、先ほどの窓の反対側から漏れる明かりが思いの外気に入ったので、太陽の位置などを確認しておりました。その結果、夕方に丁度良さそうな方角と高さに来るようでしたので、早速現地へ行ってみると確認した通りの位置に太陽はありました。丁度背後の山に隠れる寸前、上総川間駅を発車した列車が太陽の真下へきたところでパチリ。狙い通り窓の明かりが綺麗に映えた気がします。前照灯も丁度良い明度で結構ポイント高いんじゃないでしょうか(^^;。

夕日の下を走る小湊鉄道のキハ200
NIKON Z 6_2 | 1/4000sec | f5.6 | iso100 | 120mm | 2022.12.25 | 下矢田

次の列車は先ほどの列車と里見駅で交換するトロッコ列車、さらに言えば今年最後の上りトロッコ列車です。列車が来る頃には流石に太陽は山の向こうに隠れてしまうので同じような絵は絶望的ですから、もう少し構成を考えないといけません。それほどあちこち動き回る時間もありませんので、駅付近で良さそうな場所を探してみます。そうこうしているうちに同じような考えを持ったお友達も合流、あれこれディスカッションを経て出来上がった写真がこちら。夕焼けのグラデーションの下をイルミネーションをつけたトロッコ列車が目の前を通り過ぎて行きました。綺麗なグラデーションの上には細い月。丁度機関車の特徴的なシルエットが空に浮かび上がったのは計算外でしたが良かったです。雲の切れ端が丁度煙突から出てきた煙のようにも見えますね。

夕焼けグラデーションの下をいく里山トロッコ列車
NIKON Z 6_2 | 1/100sec | f2.8 | iso250 | 70mm | 2022.12.25 | 下矢田

先ほどのお友達のお勧めでこの後第一橋梁までトロッコ列車を追いかけてみました。川面に映るイルミネーションが綺麗だということだったのですが、どうしても川の流れがあって波打ってしまいますね。条件がそろえば綺麗な鏡面状になるのですが、そこはやはり運次第。来年に期待。

夜の養老川第一橋梁を渡る里山トロッコ列車
NIKON Z 6_2 | 1/30sec | f2.8 | iso5000 | 19mm | 2022.12.25 | 二日市場

もうちょっと去年の写真が続きますが、それもまた次回の講釈で。