2021-08-01_盛夏の小湊鉄道

最近はキハ40ばかりを追いかけすぎて、キハ200をおざなりにしてしまっている感が高いのでたまにはキハ200を追いかけてみようと思います。小湊鉄道沿線にお邪魔するようになって気がつけば10年を超えました。その間、トロッコ列車がやってきたりもしましたが、ずっとキハ200を追いかけてきたことになります。マンネリ化していないと言えば正直なところ嘘になりそうな、そんなところにキハ40がやってきたものですから、そりゃ新鮮味を求めてそちらに目が行ってしまうのは仕方のないことかなと。かといってそればかり追いかけても仕方のないことですので、今回は久しぶりにキハ200をメインにしてみました。

ということで、街はキハ40、里はキハ200と棲み分けられている感があるので、この日は里へ。里の風景の代表格といえば上総川間駅付近でしょうか。田んぼの稲が大きく育ち、もうすぐおいしいお米が出来上がりそうです。この頃の稲の匂いというか、なんとも心地よい匂いが大好きです。大好きな稲の匂いを嗅ぎながらキハを待って1枚。不通区間の関係で暫くは単行列車なことが確定しているので構図が決めやすいですね。きっちり予想通りの場所へ停車してくれました。

稲の香りが心地よい上総川間駅に停車中のキハ200
NIKON D600 | 1/320sec | f8.0 | iso100 | 460mm | 2021.08.01 | 下矢田

続いて高滝駅付近の高台から少しだけ見下ろす感じで。以前もトロッコ列車で撮ったことのある場所と季節です。現在はやはり不通区間の関係でトロッコ列車はやってきません。しかしこの日はキハ200をメインに据えた日ですから、これでOK。手前の葦?でしょうか、去年に比べると少し目立ってきている気がします。この絵を改めてみていると、もう少し俯瞰気味に田んぼの真ん中にポツンとキハ、みたいな構図が欲しくなってきました。どこかそんな場所ないですかね。

穀倉地帯を走るキハ200
NIKON D600 | 1/320sec | f8.0 | iso100 | 175mm | 2021.08.01 | 養老

ダイヤの都合でこのあと暫く列車が来ないのでちょっとだけ街へ移動。そこらへんのお話はまた別の機会に。そして街から帰ってきたところで、丁度上総鶴舞駅で列車と出会いました。毎年夏になると草に埋もれて線路が見えなくなるのもまた好きな風景です。よくみると後ろの電柱も草に飲み込まれてますね。午後の少しだけ穏やかになった太陽の下、まさに夏真っ盛りという感じです。写真ではわかりませんが、セミも大合唱です。えっと、後部標識板が…。

午後の日差しを受ける上総鶴舞駅に停車するキハ200
NIKON D600 | 1/400sec | f5.6 | iso100 | 280mm | 2021.08.01 | 池和田

そして最後に列車が目の前を通過したところで振り返って1枚。もう少し陽が傾いてからここで撮ると結構素敵な絵になる場所です。こちらは見る角度のせいでしょうか線路がしっかり見えています。カーブに差し掛かったところで列車が線路脇の雑草に埋もれ始めたところで1枚。車掌さんの背中がカッコいいです。よく見ると列車の前(後?)には虫がいっぱい飛んでます。こんなところまで綺麗に写る最近のカメラはすごいですね。

目の前を通り過ぎてキハ200を後打ち
NIKON D600 | 1/400sec | f6.3 | iso100 | 460mm | 2021.08.01 | 池和田

ということでこの日はおしまい。お疲れ様でした。