前回に続き頭痛が痛いタイトルです。前日に雨が降り、気温が上がるというので、朝霧が期待出来そう。ということでこの日も早起きして沿線へ繰り出してみましたよ。最近は早起きが辛くなってきました。年寄りには厳しい季節です。
朝霧の朝ということで我が里見駅へ。駅前の雰囲気はそれなりに濃霧だったのですが、ホームでみる限りはそれほどでもないですね。間も無く始発列車がやってくるので駅員さんにご挨拶してから駅員さんの後ろでスタンバイ。平野の踏切と構内踏切が鳴動を始めると西光寺の先から列車の灯りが見え始めます。列車がホームに差し掛かったところで1枚、パチリ。駅員さんにヘッドライトが反射して綺麗に撮れました。よくみるとヘッドライトで霧がギリギリ見えてますね。
やってきたのはアートミックスラッピング車でした。運転士さんが運転席から顔を出してタブレットを駅員さんに渡します。毎朝毎朝、こんなシーンが展開されているのですが、大抵の日は誰にも見られることもなく過ぎ去って行くのですね。誰も見ていないのに確実に遂行されるルーティーン。鉄道というインフラはこういった一つ一つの積み重ねで成り立っているのだなぁとしみじみ思いました。
列車を下りホームから上りホームへ転線させるために駅員さんがポイントを転換して列車を誘導します。普段は上りホーム方面へ向いている転轍機が列車を進入させるために下りホーム側が開いてオレンジ色の所謂「反位」状態に切り替えてから進んでも良いよという合図を運転士に送ります。これも毎朝繰り返されるルーティーン。暑い日もあれば寒い日もあるし、晴れの日も雨の日も雪の日も何も変わらずに確実に遂行されています。いつだったか転轍機が凍結して切替えに苦労されていたこともありました。そんなことを気にせず、安心して列車に乗ることが出来るのは日々こんな努力が続けられているからなんですね。
始発列車は駅以外で撮ろうと思い、駅員さんにお礼を言って駅を出ました。何処で撮ろうか迷いましたが、上総久保駅の横を通った時に駅が濃霧に包まれているのが見えたので、こちらを採用。早速駅が見える場所へお邪魔してスタンバイ。…したのは良いのですが、濃霧すぎて駅が見えませんよ。オートフォーカスもまともに効かないのでマニュアルで設定、列車が来る頃にはギリギリ見えるようになってきたのでなんとか1枚。現像時にコントラストを少しいじってこんな感じでしょうか。背景の山なんて存在しなかったかのように何も見えませんね。
ということでこの日も朝のうちにお終い。お疲れ様でした。