2020-11-21_秋を求めて その6

夕方になりつつありますが、今週は貪欲に秋を求めて彷徨っています。

再び上総大久保駅のススキ群生地へ。列車到着前には夕方の遮光線がオレンジ色で綺麗だったのですが、あれよあれよという間に山の影が迫ってきて列車が来た時にはもうこれっぽっちの日向しか残っていませんでした。それでも残った日向を切り取ってキハと共に1枚。出来上がった写真を見ると既に列車にも影が落ちてますね。ホントにギリギリだったようです。そしてこの日は風が強くススキの向きが揃わずにこちらの面でもヤキモキしたのですがこうやってみると不揃いでもいい感じになるんですね。

落日直前、ススキの側を気動車が走る
NIKON D600 | 1/200sec | f4.5 | iso100 | 130mm | 2020.11.21 | 大久保

上総大久保駅では山がちなので陽が落ちるのが早いのですが、麓へ行けばまだ夕陽を楽しむことができるだろうと目論んで上総川間駅へ行ってみました。目論見は見事的中、まだまだ楽しめそうです。先ほど上総大久保駅近くで撮った列車を先回りできたようで列車はすぐにやってきて撮ることが出来ました。養老渓谷を楽しんできたお客さんを輸送するために列車は3両編成だったようです。今年は可動車の問題もあり4両編成は見られずじまいですかね。そして写真を見返すとススキの穂が風に乗って飛んでいるのが捉えられてます。そろそろ秋も終わりが近いようです。

夕陽を追って麓へ向かい上総川間駅付近でススキとキハを撮る
NIKON D600 | 1/250sec | f5.6 | iso100 | 150mm | 2020.11.21 | 下矢田

列車が上総川間駅を発車したところで太陽の真下を列車が通りました。オレンジ色に染まる空、家路を急ぎ空高く飛ぶカラス、稜線の木々、夕日が透けた窓の光、屋根から吹き上げる排煙、全てが愛おしい時間。出来ることならこのまま時間を止めて永遠に眺めていたい風景です。

家路を急ぐカラスと夕陽とキハ
NIKON D600 | 1/1250sec | f8.0 | iso100 | 150mm | 2020.11.21 | 下矢田

そしてついに麓でも陽が落ちて夕暮れ時タイムのお時間です。この時間のここの絵を前から撮りたかったのですが、優先順位がなかなか上がらず、やっと訪れることが出来ました。ススキが線路の両脇を群生していてワサワサ感が素敵な場所なのです。ということで少し暗めに仕上げてみました。車内の明るさとの対比もいい感じです。何枚か撮った物のうち、テールライトがススキにかからないギリギリの絵を選択してみましたが、なかなか悩みますね。こういった選択の技術も磨きたいところであります。

ススキに包まれて夕暮れ時を走るキハ
NIKON D600 | 1/80sec | f2.8 | iso800 | 200mm | 2020.11.21 | 池和田

この日は各駅とクオードの森(旧市民の森)のイルミネーションが点灯開始の日です。早速クオードの森でイルミネーションを楽しんだ帰り、上総久保駅で銀杏の落葉とイルミネーションで1枚。この銀杏はもうほとんど落葉してしまっていて、全体を絵にするには厳しい状況ですが、下の方はまだまだ葉が残っているので、これを利用してみました。この列車の1本前は1両編成だったので、丸々1編成写真に収められそうだったのですが、時間的に間に合わず、次回に持ち越しです。

https://www.jungle-pro.com/photo/albums/2020/DSC_0485.jpg
NIKON D600 | 6.0sec | f4.5 | iso400 | 18mm | 2020.11.21 | 久保