2020-10-31_秋を求めて その2

前回に引き続き、秋を追いかけます。

先日、沿線を走っていて気になったポイントへ行ってみました。去年も撮った場所ではあるのですが、夕方の柔らかい日の光が魅力的で、毎回訪問しちゃう場所です。先ほどのトロッコ列車が上総牛久駅を折り返してきたところで1枚。この柿の木の横には銀杏の畑があって、そろそろ黄色くなりはじめていました。来週あたりには見ごろになりそうです。

柔らかい夕方の日の光の中、柿の木越しに里山トロッコ列車
NIKON D600 | 1/250sec | f6.3 | iso100 | 600mm | 2020.10.31 | 久保

前の写真を撮った直後、柿の木からトロッコ列車が抜け出して編成が綺麗に見えるようになったところでもう1枚。運転席には乗務員が2名。機関士さんと機関助士さんです。この機関車はディーゼル機関車なので投炭などの必要はないので、機関助士って必要ない気がしますが、見通しの悪い機関車の視界確保って意味もあるのかもしれませんね。上り列車の時は運転士さんはクハ、機関助士さんは機関車に乗ってますし。

里山トロッコ列車を夕方の柔らかい日の光で
NIKON D600 | 1/250sec | f6.3 | iso100 | 280mm | 2020.10.31 | 久保

上総久保駅の銀杏がだいぶ色づきました。今年は大きな台風が無かったので葉が落ちずに見事な黄葉を見せてくれました。トロッコ列車が養老渓谷駅を折り返して上総久保駅に帰ってくる頃にはもうすっかり周りは暗くなってしまいます。そんな暗がりの中でトロッコ列車の灯りが大銀杏を照らしてくれました。屋根にも窓がついていいるこの車ならではの絵なんじゃないかと思います。

里山トロッコ列車の灯りが上総久保駅の大銀杏を浮かび上がらせる
NIKON D600 | 3.9sec | f4.5 | iso200 | 122mm | 2020.10.31 | 久保

そしてこの日は満月でした。精密な計算を行った結果、上総川間駅で丁度真正面に月が昇るはずです。ということで先ほどの上総久保駅から大急ぎで上総川間駅へやってきました。とはいえ、上総久保駅で撮っている時点で既に月が登りはじめていて、列車が上総川間駅に到着したときには既に結構な高さまで昇ってしまっている状態でした。そのため明暗差が大きく、現像ソフトのスライダーを目一杯移動させて何とかかんとか絵になった感じですかね。次回はもうちょっと低い位置で撮りたいなぁ。

上総久保駅の真正面に満月が昇ってきた
NIKON D600 | 1.8sec | f5.6 | iso400 | 125mm | 2020.10.31 | 下矢田

上総川間駅をトロッコ列車が発車したところで気付いたのですが、線路脇にススキがあって、それをヘッドライトが綺麗に浮かび上がらせていました。そんな風景をとっさに撮った1枚。アングルも露出もピントも何も決めずに撮ったのですが、偶然綺麗に撮れたので載せてしまいましょう。気がつけば最近は里山トロッコ列車ばかり撮ってる気がします。車速が遅く撮りやすいってのもあるのですが、キハとトロッコ、どっちを撮る?ってなるとやっぱりトロッコ列車に軍配が上がっちゃうんですよね。

上総川間駅近くの線路ばたのススキが里山トロッコ列車のヘッドライトで浮かび上がる
NIKON D600 | 6/10sec | f5.6 | iso400 | 70mm | 2020.10.31 | 下矢田

ということで2回に分けて1日を振り返ってみましたが、この日はおしまい。お疲れ様でした。