前回は、里見駅でのお花見まで貼り付けましたが、昼間のお花見もそろそろおしまいです。だんだんと日が暮れてきたところで上総川間駅までやってきました。
ということでやってきた上総川間駅。この時間になると田んぼに入った水で夕日がキラキラと輝きます。そんなキラキラを撮りたいなといろんなアングルを探したのですが、いまいちしっくり来る場所がありません。なんやかやと探しているうちに列車が来てしまったのでエイヤッ!と決めて1枚。全体的に黄金色に染まった上総川間駅、夕陽で輝く田んぼ、逆光で光る桜、前照灯を輝かせるキハ。写真は色ではなく光を写しているんだなぁと感じる1枚になりました。
その後も里見駅で交換してくる上り列車を待ちながらしばらく上総川間駅付近で滞在してみます。既に陽は山の向こうに落ちてしまったので田んぼに映る夕陽は望めませんが、空が茜色に焼けてきました。駅の明かりも灯いて夜の準備が着々と進んでいきます。この世で一番美しいのではないかという風景を独占できる、こんな時間が至極の幸せです。そんなこんなで列車が来る時間になったので、カメラを準備してパチリ。この世で一番美しい風景を写真に収めることに成功です。
まだまだ上総川間駅で粘ってみます。今度は国道側に登って少し見下ろす形で撮ってみたいと思います。先日来の工事でここにも歩道が出来、以前と比べると安全に写真を撮れるようになりました。以前といえば、駅の西側を撮れば列車と田んぼに映る列車を撮れたのですが、今はアートミックスの作品が置いてあるので、それも出来なくなってしまいました。あ、作品が悪いと言っているのではないですよ。これはこれで面白い絵が撮れるので自分としては全然OKなのです。それはそれとして、今回は駅とその東側を使って撮ってみました。こちら側は桜もあるので、また違う良さを感じられます。願わくば田んぼの水がもう少し入っていてくれれば…と思うのは身勝手な話ですね。
最後も結局上総川間駅にしてみました。先ほどの国道側とは反対から。田んぼの水鏡狙いです。毎年狙うアングルなのですが、綺麗に撮れたことは数回のみでなかなか打率の上がらないアングルです。とはいえ、何か工夫すれば良くなるというわけでもなく、強いて言えば通い詰める他ない訳で、今回も通い詰めてみました。結果としてはご覧の通り、水鏡失敗です。それでもまぁ、桜の季節に綺麗な写真がいっぱい撮れたので自己満足感は充分に得られた1日となりました。
ということで長かった1日もこれでおしまいです。お疲れ様でした。