なんだか月一更新、しかも遅れ気味みたいな感じになってしまっていますが、生きてます。沿線にはお店で顔を出すには出すのですが、なかなかカメラを向けようという意欲が湧かず、お家で走ってくる列車を眺めて過ごす。そんな怠惰な生活が定着しつつあり、それではいかんなぁと…思うだけでなかなか腰が上がりません。そんなこんなですが、続々とフォロアーさん達が投稿してくださる写真を見ているうちに、あぁ、彼岸花だけは撮っておこうかな、なんて気になりだしたので、この機会を失ったら二度と立ち直れないんじゃないかと思いつつ…お家でダラダラと…あ、いや、重い腰を上げてみましたよ。
重い腰を上げたのはお店が終わり、お家へ帰ってダラダラした後。時刻は日没前後。場所は石神地区の名の花畑と決めていました。とりあえず日が沈む直前位に現地入り。さすがに彼岸花のピークは少し過ぎてしまっていますが、まだまだ撮影を楽しんでおられる方々がそこかしこにいらっしゃいます。そんな皆さんに混じって適当な場所へ陣取り列車を待ってパチリ。太陽は既に向かいの山の中に隠れてしまっているので日差しはないのですが、とりあえず自分の中の定番構図を1枚ゲットです。
続いて先ほどの列車が上総中野を折り返してくるのでそれを待ってみます。自分のイメージの中では段々と夕闇が迫ってくる中、紅い彼岸花がぼんやり浮かんでる。そんな感じの写真が撮りたいなと思い、この時間を選んでみました。列車が折り返してくる間に周りはどんどん暗くなっていき、だんだん狙い通りの風景が出来上がってきたところで汽笛が聞こえ(心の中で)ガッツポーズ。列車の明かりやテールライト、空もほんのり光が残っていい感じに撮れたんじゃないかなと自画自賛。そして振り返ればもう誰もいない名の花畑にちょっとだけ孤独を感じた夕目暮れ。
そしてもう一枚狙っていたのが、列車の車内から零れる灯りに照らされる彼岸花。先ほどの夕目暮れから本当に夜になった頃、今度は里見駅で交換した列車がやってきました。流石にこの時間になると列車を止めることができませんので思い切って長時間露光で流してみました。先ほども話した通りピークは既に過ぎてしまっているので、ちょっと萎れた花が見えていますが、そこはそんなに気にしない。狙い通りに車内の明かりで浮かび上がる紅い花が撮れました。誰もいない名の花畑では遠くでシカが鳴いているのがよく聞こえます。
ということでこの日はおしまい。お疲れ様でした。