キハ401、402が小湊鉄道さんへやってきて早1年、最近は402が五井-光風台を行ったり来たりするようになりました。そんな頃、そのキハ40を増備するんじゃないかなんていう噂がまことしやかに囁かれ始め、秋田で何やら動きがあって、そんな感じでキハ40の「おかわりっ!」がやってくることになったようです。前回は千葉貨物ターミナルから上総山田駅までの陸送を追いかけましたが、今回は所謂甲種輸送を追いかけてみることにしました。
秋田を列車が出たのが19日、ということは次の日には信越線・上越線を上るはずです。Googleストリートビューや先人の記録の検索、お友達との作戦会議などを経て最初は信越本線の東光寺駅付近で迎え撃つことにしてみました。普段気にもしていなかったのですが、複線電化区間での撮影って制約が結構多いのですね。対向列車やら架線柱の間隔やら架線の影やら考えなければいけないことが格段に増えます。そんなことに気を取られていたら機関車の顔に植生が被ってしまいました。電化区間以前のお話すね。
無事列車が通過していくところを拝めたので次の撮影ポイントへ「追っかけ」です。天気が良かったので列車が上越国境の山へ向かう感じで撮りたいなということで山の見えるポイントを後うちで狙ってみました。…が、前の写真にも写ってますが、今の時期は午後には毎日のように山沿いに積乱雲が成長します。この日も御多分に洩れず山沿いは雨のようでこの場所からはギリギリ見えるか見えないかといった微妙な感じ。時間的に場所を移動する時間もなさそうなので手前の田んぼを大きく入れて誤魔化す。そういえば小湊沿線からもこの雲はよく見えてますね。そんな親近感があるといえばあるし、ないといえばない気がするそんな場所での撮影でした。
最後、陽は落ちてしまいましたが、所謂「棚下俯瞰」という場所で。この上にももう1箇所あるようですが、お手軽な「下」のポイントです。手前の川の雰囲気が良かったので画角を大きく取ってみたのですが、その分列車が小さくなってしまい、陽も入っていないので微妙な感じになってしまいました。次回があるかどうかは判りませんが、次回に期待です。今回、何箇所か沿線にお邪魔させてもらいましたが、それなりに同業の方がいらっしゃいました。完全に単独だった場所はなかったですね。小湊鉄道さんに注目が集まりつつある気がします。
最後に高崎貨物ターミナルに停泊しているところを1枚。暫く見ていると社員さんでしょうか、中には何名かいらっしゃったようです。熱帯夜の中、冷房もかけられずさぞかし厳しい夜を過ごされたのではないでしょうか。お疲れ様です。ところで今回珍しく小湊鉄道沿線以外の場所で撮影を行いましたが、普段上総牛久から養老渓谷まで列車を「追っかけ」たとしても高々10キロ程度。それに比べると今回は100キロ以上を高速道路まで使って「追っかけ」たわけです。後から考えるとなんだかスケールが違うなぁと笑ってしまいました。
ということでこの日はおしまい。お疲れ様でした。