2020-10-10_キハ202運用離脱最終日 その2

前回の続きです。走行写真をなんて言っていましたが、駅撮りばっかりになってしまったので、真面目に走行写真を撮りたいと思います。

気がつけば周りは薄暗くなってきました。しかしこれをポジティブに考えれば、ヘッドライトや室内の灯りが映える時間でもあるわけです。この露出だと流石にビシッと止まってはくれないので、少しだけ流して1枚。台風が近いので雨が結構な勢いで降っています。その雨粒をヘッドライトがきれいに照らしてくれました。そういえばこちら側のヘッドマークをまともに撮っていなかったですね。色違いになってるのにやっと気付く体たらく(^^;。

雨の中を走るキハ202を1枚
NIKON D600 | 1/40sec | f2.8 | iso400 | 165mm | 2020.10.10 | 海士有木

そして振り返ってもう1枚。前の写真と比べて、ヘッドマークが色違いなのがよくわかります。

雨の中を走るキハ202を振り返ってもう一枚
NIKON D600 | 1/40sec | f2.8 | iso400 | 70mm | 2020.10.10 | 海士有木

夜になりました。馬立駅で交換列車とのすれ違いを撮りたくてやってきました。雨で濡れるホームと交換列車の明かりとで、なかなか賑やかな写真になった気がします。上総牛久駅以北の交換可能駅は、所謂自動閉塞です。ですので、駅員さんが出発合図を出したりする必要がないので、信号が変わり次第すぐ発車してしまうのです。そうすると交換列車がホームに入ってきたときには既に列車は動き始めていたりするんですよね。今回はそういったこともなく、無事、発車する前の絵が撮れました。

雨に濡れる馬立駅で列車交換待ちするキハ202
NIKON D600 | 1.9sec | f3.5 | iso100 | 24mm | 2020.10.10 | 馬立

上総中野駅に到着しました。なんかこう…同一形式の車がまだまだたくさんいるので、あまり感傷に浸るような感じではないのですが、レンズが雨で濡れています。涙雨ということにしておきましょうか。…というか、この日の夜は、結構降ったらしく、翌朝明けてみれば、養老渓谷−上総中野間で土砂災害で不通になってしまいました。この土砂災害が最終列車後だったから良かったですが、もしこの上総中野駅にいる間に発生していたらと思うと、ちょっとドキドキしちゃいますね。

キハ202にとって最後の上総中野駅となるか
NIKON D600 | 8.0sec | f3.5 | iso100 | 24mm | 2020.10.10 | 大多喜町

反対側からもう1枚。今度は煽ってないのでレンズに雨粒が付かずに撮影できました。そしてこの時間はキハ202にとって、最後の上総中野駅でしょうか。

上総中野駅で暫し休憩するキハ202
NIKON D600 | 5.0sec | f3.5 | iso100 | 52mm | 2020.10.10 | 大多喜町

里見駅に帰ってきて、タブレット交換を1枚。キハ202にとって最後のタブレット交換。

里見駅で最後のタブレット交換を行う
NIKON D600 | 1/40sec | f3.2 | iso2000 | 26mm | 2020.10.10 | 平野

里見駅を発車して駅員さんと車掌さんがご挨拶。

里見駅で挨拶する駅員さんと車掌さん
NIKON D600 | 1/40sec | f3.2 | iso2000 | 26mm | 2020.10.10 | 平野

そして最後に五井駅に帰ってきて、最後のお客さんが降りると営業運転はおしまい。車掌さんが誘導灯を点けて車庫へ移動していきます。

最後の営業運転を終えて車庫に入るキハ202
NIKON D600 | 1/40sec | f3.2 | iso2000 | 24mm | 2020.10.10 | 五井中央西

車庫へ入ったキハ202。これで本当におしまい。入った場所は折しもニューフェース・キハ40の隣でした。この後、すぐにヘッドマークが取り外されましたが、その写真はブレブレで撮れずじまい。

車庫の中で静かにエンジンが止まる
NIKON D600 | 1/3sec | f3.5 | iso4000 | 165mm | 2020.10.10 | 五井中央西

長い1日でしたが、この日はおしまい。そしてキハ202、長い間お疲れ様でした。クラのなかで暫しおやすみなさい。