毎回特にテーマを決めて撮りに行っているわけではないのですが、今回はなんとなくですが「冬の小湊鉄道」をテーマにしてみました。
小湊鉄道の冬といえば、上総大久保駅の氷柱でしょうか。なんとか早起きしつつ始発列車を目指してやってきたのですが、タッチの差で間に合わず。仕方がないのでこの後の上り列車でと氷柱の方へ歩いていくと、お友達が既に撮影中でした。こんな朝早くから何をやってるんでしょうね。なんて談笑しつつ、各自スタンバイ。
この場所は撮影ポジションが限られているので列車と合わせて撮るのはなかなか難しいですね。どうしても列車ボケになってしまいます。
よく見ると気動車の色が氷柱に映ってますね。次回はこれをもう少しブラッシュアップしてみましょうか。
先ほど逃した始発列車では下り方の列車を撮りたかったので、それのリベンジとして次の列車を狙うことにしたのですが、次の列車は1時間後。時間があるので、第2の氷柱スポット・森ラジオを偵察してみましたが、それほど成長していませんでしたので、大した絵も撮らずに上総大久保駅まで戻ってきました。
森ラジオに行くついでに朝ご飯を調達して暫し休憩。列車が来る数分前にやおら這い出し崖下に潜り込みます。
こちらも立ち位置が限られているので、列車なんだかカステラなんだか判らない絵になってしました。
あ、美術館のヘッドマークが付いてますね。これも後で撮らないといけません。
森ラジオでは先ほどのお友達とは別のお友達に会いまして、そしたら上総久保駅でアートミックスの準備が始まってますねって話に。そういえば各駅何かしら手を加えるって話でしたね。
ということで上総久保駅に行ってみたところ、結構衝撃的な風景が待っていました。
ここは駅併設のホテルとなるようですが、待合室の壁が…。
でもまぁ、こんな風景は今のうちしか見ることが出来ないのは確かなので、列車を待って1枚。
一通り工事現場の様子を眺めた後、先ほどの上総大久保駅で枯れススキが良さそうだったよねってことで戻ってみました。冬の風景にも合いそうだし。
ということで実際にカメラを向けてみましたが、結果はイマイチ。枯れススキは引き寄せて取ると微妙なのかも。もう少しボリュームがあればまた違った違った結果になるのかな。
枯れススキが微妙だったので駅の方へ移動してみました。
駅の周りで被写体を探すと蔦が絡まった桜の木がいい感じだったので青空をバックに煽ってみる。この木は枝振りが素敵ですよね。
そしてやって来た列車は美術館のヘッドマーク付きでした。あとでキチンと撮らないといけません(2度目)。列車が駅を発車してそれっぽい場所まで出て来たトコロで1枚。
このあとは、お友達に教えてもらった俯瞰ポイントを探索です。
曲がり角を1本間違えたようで、細い山道を転げ落ちそうになりながら涙目で通り過ぎ、結局お友達に先導してもらってやっと辿り着いた場所がこちら。
過日の台風で木々が倒れて見通しが良くなったために出来た撮影ポイントだそうで、良かったのが悪かったのかよく判りませんが、新しい撮影ポイントが誕生したということでここは喜んでおきましょう。
到着したのが午後だったので、既に列車が影になってしまいました。朝陽や夕陽なんかが綺麗かもしれませんね。
ひとしきりお喋りが終わったら下界へ降りて撮影再開、上総川間駅へ。この日は満月の前日ということで、夕暮れ時の月を狙ってみようと思います。
月の位置などを確認していると、沈みかけた太陽の光を受け車体をギラギラと輝かせながら列車がやって来たので思わずパチリ。あ、美術館のヘッドマークが…(以下略、3回目)。
そして列車が駅を発車したトコロで本命の月を狙って1枚。青空にぽっかりと浮かんだまんまるお月様が綺麗に撮れました。
よく見ると左下が少し欠けてますね。これくらいなら満月だと嘘ついてもバレないかななんて考えは浅はかだったようです。
そういえば森ラジオで会ったお友達曰く、今日は人工衛星の「きぼう」が良く見える日だそうです。
それならば、空が大きく見える場所で撮った方が良いでしょうから、海士有木駅なんかどうでしょう。と、その前に、衛星が見える時間にはまだ早いので、もう1箇所何処かで撮ってから行くことにしました。海士有木駅方面へ車を走らせていると夕焼けが綺麗に見えたので、ここで1枚。
夕焼けと車内の蛍光灯、踏切の「きしゃにちゅうい」が印象的に撮れました。
ということで今日の本命その2、人工衛星「きぼう」を狙ってみました。
事前に見える方角や角度はホームページにあったので把握出来たのですが、それを実際の空に当てはめるとどこら辺なのかがイマイチわからず、結局見え始めてからセッティング開始。後から見返せば、反対側のホームから撮れば良かったかななんて後の祭。
今回の衛星は天頂付近を通る軌道なので、自前の機材ではこれが限度でしたが、まぁまぁ撮れたのかな?
パッと見、飛行機が写り込んだように見えますが、飛行機であれば、ライトが点滅するので軌跡が点線になるのに対して、人工衛星は光ったまま動くため、実線で写るのです。ホントはこれ以外にも数枚撮っていて、コンポジットしてみたのですが、シャッターが閉じている短い間にも人工衛星が移動してしまい不自然な隙間が空いてしまうので、最終的には1枚だけを使用して絵にしてみました。
最後にお月様が綺麗だったので、もう一枚。青い空をバックに光るお月様を撮ってこの日はおしまい。お疲れ様でした。